top of page

大変だ!サボテンが根腐れを起こした時のあれこれ

  • 執筆者の写真: るっち
    るっち
  • 2020年5月16日
  • 読了時間: 6分

ある日、園芸店の店先でふと目について、思わずサボテンの愛らしいその姿に惚れ込み家に連れて帰ってしまう経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そして、水はいつ、どれくらいあげれば良いんだろうと、ついついやりすぎてしまった方も少なくない筈。そして、最終的に、根腐れを起こし枯れてしまうという愛が最悪の事態に発展していまう経験を筆者はこれまで大変多く経験してきました。。。

(サボテンさんごめんね・・・)



そんな時、もう駄目ぽ・・・と諦める前に実践していただきたい方法があります。


それが「胴切り」です!!!(´∀`)


裏技として、その流れで接ぎ木という技がありますが、サボテンの救済方法として別のサボテンの力を借りる方法があります。これはブログの接ぎ木の台木と接ぎ穂の相性って???詳細が書かれていますので、割愛します。


ここでは、胴切りの詳しい手順や作業時のコツ、注意点について紹介していきます。

サボテンを元気に育てるためにも、胴切りの手順やコツをしっかりと頭に入れておきましょう~(´ー`~)

_________________________________________

_________________________________________


第一章 サボテンの胴切りはいつ行うもの?

そもそもサボテンの胴切りは、どのようなときに必要になるのでしょうか。

胴切りとは、サボテンの本体をカットする作業であり、主に細長く伸びてしまったときや、根腐れしたときなどに行います。

サボテンは過酷な環境でも生き抜く生命力を持つ、強い植物です。

そのため、根腐れなどを起こしたときにも、健康な部分を胴切りして植え替え作業をすることで、再び元気に生長するケースがあります。


万が一、胴切りをせずにそのまま育て続けると、病気などでサボテン全体が腐ったり、大きく育ちすぎて栄養が全体に行き届かなくなったりする原因につながるため、要注意です。

なお、サボテンの胴切りは、春もしくは秋に行うのがおすすめです。

春と秋は生育期であり、新しい根が出やすい季節なので、作業に向いています。



サボテンの胴切りは個人でも簡単に行える作業です。

ただ、作業を行うには、いくつかの道具を用意する必要があります。

胴切りの作業に使用するアイテムは、以下の通りです。

まずは「厚手の手袋」です。

サボテンの胴切りを行う際、手にトゲが刺さってしまうおそれがあります。

トゲ予防のためにも、厚手の手袋を用意しておきましょう。

さらに、植え替えに欠かせないのが「刃物」です。

ナイフやハサミなど、切れ味の鋭いものを用意するのがポイントです。


切れ味が鋭いものは切り口が小さく、サボテンを傷つけるリスクを低減できます。

ただし、切れ味が鋭い刃物は手や指を傷つける可能性があるため、使用の際は十分な注意が必要です。

それに加えて、「アルコール入りのウェットティッシュ」や「新聞紙」も用意しておくのが肝心です。

アルコール入りのウェットティッシュは、刃物や切断面を消毒するアイテムとして役立ちます。

新聞紙は切断面を乾かす間、サボテンを包むのに使用します。


また、新聞紙でサボテンを包むと、手で持つときにトゲが刺さるのを防げるのもメリットです。

それから、「新しい鉢と土」も忘れてはいけないアイテムです。

植え替える前の鉢や土に病気のもととなる菌が残っており、そこに胴切りしたサボテンを戻すと、病気になってしまうおそれがあります。

病気のリスクを避けるためにも、新しい鉢と土を用意するのが大切です。

なお、新しい鉢は生長した場合を考慮して、一回り大きいものを選ぶと安心です。


胴切りから植え替えの最初の手順として、まずは「サボテンをカット」します。サボテンをカットする際は、涼しく乾燥した場所を選ぶのがポイントです。

環境に気を配って胴切りを行うことで、サボテンへの負担を減らせます。

夏のように気温が高い時期に胴切りをする場合は、室内などの涼しい環境で作業を行うのがおすすめです。


やり方は、まず使用する刃物を消毒し、好みの位置を決めてカットします。

サボテンは生命力が強いため、大胆にカットしても問題ありません

作業の際はためらわず、しっかりと切り分けましょう。

なお、サボテンが根腐れしている場合は、変色が見られなくなるところまでカットします。



カットができたら、続いて「切断面を整えて乾かす」作業に移ります。

植え替えやすいように、切断面を「鉛筆の芯を削ったような形」に整えましょう。

その後、切断面を消毒して30分ほど日光に当てます。

なお、日光の当てすぎは切断面が傷む原因につながるため、注意が必要です。

日光に当てたらサボテンを新聞紙で軽く包み、風通しの良い半日陰で保管します。

期間は大体7~10日ほどが目安です。

胴切りから植え替えの最後の手順として、「新しい土の上に置く」作業を行います。

このときに、サボテンを植え込むのではなく、断面を下にして「置くだけ」にするのがポイントです。

ときどき持ち上げるようにして、根が出ているか確認を行います。

そのまま生長を待ち、根が出てきたら、土に植えるのです。

7~10日ほどして根付いたら、少しずつ水をあげれば大丈夫です。


胴切りしたサボテンを元気に育てるには、コツがあります。

まずは、「断面をしっかりと乾燥させる」ことです。

胴切りの作業後にきちんと乾燥させないと、雑菌が繁殖するおそれがあります。涼しい場所でしっかり乾燥させると、雑菌予防に役立つのです。

さらに、「水やりのタイミングに気をつける」のもポイントです。

胴切りや植え替えでできた傷から水が入って腐るのを防ぐため、根付くまでは水をやらないようにしましょう。


土も古くなると成長が阻害されたり、排水性が悪くなりますので、2~3年で植え替えをしてやる必要があります。

サボテンは生命力が強い植物ではありますが、状況によっては根腐れの原因となりますので、都度様子を見ながら適切な処理を行うことで健康を維持してあげてください。

伸びすぎたときや根腐れしたときは早めに胴切りを行い、サボテンの健康を守りましょう。



תגובות


bottom of page